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耳うどん


耳うどん

耳うどんとは栃木県の名物郷土料理で、麺なのに、マカロニのような短い形状で、食感の楽しい麺料理です。

耳うどん(みみうどん)は、栃木県佐野市(旧葛生町)仙波における郷土料理の一種で、うどん類似の麺料理。
佐野市仙波地区に昔から伝わる、耳の形をした料理。
仙波地区では、このうどんをお正月に食べるのが習慣になっている。
耳うどんは悪い神様の耳を意味しており、耳を食べてしまえば家の話を悪い神様に聞かれることがないから、一年間悪いことが起こらない、つまり、魔除けになるといわれている。また、耳を食べてしまえば悪口が聞こえないため、近所との交際が円満にいくなどの言い伝えもある。
江戸時代の終わり頃に出来たもので、もともとは正月用の保存食として作られた。その後、大正時代に魔除けとして食べられるようになった。
すいとんに近い食感で、具は五目うどんと似ており、汁も関東風の濃い醤油味である。
おせち料理の残り物を処理する、という感覚が強く、耳うどんを出すうどん屋でも伊達巻等おせち料理の素材を入れて出す店もある。
京都市東山区の祇園町にある「うどんミュージアム」では2012年12月22日の開館以来、耳うどんが5か月連続でトップの月間売上を記録した。


/export/cgi/jp/s/u/aruaru.sorbus/data/pages/耳うどん.txt · 最終更新: 2020/04/01 07:27 by moepapa